☆小児のメタボリックシンドローム☆
内臓脂肪がたまって、動脈硬化が進み、心臓病や脳卒中の
リスクが高くなるメタリックシンドローム。
大人だけの症状かと思えば最近、肥満児の中に小児メタボリック
シンドロームが増えてきています。
この年間で小学生のメタボリックシンドロームとみられる割合は
92年は1.3%だったのに、02年は4.4%と三倍以上に
なっています。
動脈硬化は、小児のときから始まることが最近の研究により
わかってきました。
成人になってからでは、遅すぎるので早めの診断が健康の
ためにも大切ですね。
☆☆☆一口メモ 動脈硬化とは?☆☆☆
動脈は本来弾力性のあるものですが、動脈の内側に
コレステロールやカルシウムが沈着すると、動脈が硬くなったり
壁が厚くなったりします。
この状態を動脈硬化といいます。
動脈硬化で血管の内膜が厚くなると血管の幅幅が狭く
なってしまいます。
狭くなると血液の流れが悪くなり脳や心臓など、いろいろな
臓器の働きが悪くなります。
動脈硬化が特に起こりやすいのは脳動脈、冠状動脈などです。
心臓の回りにある冠状動脈にコレステロールがたまると
心筋梗塞などの重大な病気につながったりもします。
厚生労働省は、小児メタボリックシンドロームの
診断基準を作っている最中です。
最近、暫定的な基準案が発表されました。
それは、胴回り80センチ以上を危険とするものです。
また、小柄な小学生もいるので胴回りだけで判断することが
できないので、胴回りを身長で割った値が0.5以上の場合
も危険としています。
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